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新年あけましておめでとうございます [日記]

あけましておめでとうございます。三ヶ日も終わってしまい正月気分もそろそろ終わりです。気持ちを仕事に切り替えつつあるところです。

昨年は”業”という漢字を選びましたが、なかなか漢字の示すようには展開しなかった年でした。努力は精一杯してきたつもりですが、事業として独り立ちするにはかなり厳しい結果となってしまいました。ただ、数字を意識できる事業として走り始めたという点では達成できたのかもしれません。

エンジニアとして業(わざ・なりわい)としては、この年にしてようやく自信をもてるようになりました。事業を回すかたわら、エンジニアの心構えとして何が大事か?ようやく見出すことができたように思います。

人に任せたことは任せきること、物事へのこだわりを捨て客観的に見ること、自分が分からないことを分からないと自覚することなど、今まで頭でわかっていたものの本質がわかっていなかったということがようやくわかってきました。いろいろな意味で成長できた一年だったと思います。

さて、今年の漢字ですが「躍」という字を選びたいと思います。「躍」には次のような意味があるようです。

1.高く跳ね上がる
2.勢いよく動き回る

言うまでもなく事業を「飛躍」させるという意味を込めています。また、そのために多いに動き回り「活躍」するという意思もこめた漢字です。今年は東京オリンピック。日本代表の「活躍」も期待したいですね。

日本は世界の中でも比較的安定していて経済も好調ですが、海外を見ると、欧州は英国のEU離脱、EUの要のドイツではドイツ銀行破綻の懸念、米国はトランプ弾劾に加え大統領選挙、中国は香港情勢が相変わらず火がくすぶっていますし、それ以上に今まで延命治療を繰り返してきた中韓のバブル崩壊が懸念されています。さすがにもう限界でしょう。(韓国はほぼ破綻しているのに等しいですし)

2020年の下半期は何が起きてもおかしくないですね。経済を牽引する技術に AI/IoT が期待されていますが、本格的な普及が始まるのは早くても2022年くらいからになるでしょう。

2020年下半期から2022年までをいかに耐え抜くかというところが肝になりそうです。AI/IoT の普及には社会の構造改革も必要になってきます。古い商慣習や組織の考え方が普及の大きな妨げになるためです。次の時代の大きな流れに日本が乗れるかどうかは、その間に政府や自治体、企業含めた社会構造を改革ができるかが大きな鍵になると思います。

AI/IoTの時代は個人の能力が尊重される時代になります。ある程度定型化され誰でもできる業務であればAI/IoTで解決できるからです。従来の企業という組織の枠組みを大きく揺さぶることになるでしょう。

大企業は余剰人員を多く抱えることになり、より一層リストラは進むことでしょう。一方で、より能力がありクリエティブな人材への求人圧力はより一層高まっていくことになると思います。能力に自信のある人は起業を選択するのが当たり前になるでしょう。相反する流れが加速し、あまりよい傾向ではないですが貧富の差は広がっていくと思います。

政府はそのような人たちを救済していくことが大きな課題となってくるでしょう。創造性のない誰でもできる業務はどんどん減っていくので、セーフティネットや職業訓練の充実が課題となり社会福祉への支出は増え、消費税はさらに上がると思います。生活への不安は増大し、少子化は加速するでしょう。

米国はインターネットの流れにしっかりと乗り、それまで産業の主役でなかったソフトウェアエンジニアが牽引役になり産業構造を大きく変え、米国を豊かにしてきました。一方、小売業やメディアはジリ貧となってしまい結果的に貧富の差が広がっていきました。

AI/IoTはより広範囲にその影響が及びます。日本はその流れに乗らないと、日本全体が貧しくなります。一方で、その流れに乗れば貧富の差は確実に広がります。まさにノアの方舟です。乗らないと全員死ぬが、乗れば一部の人たちだけが生き残る。という構図です。

政府や自治体、企業は、一人でも多くノアの方舟に乗せられるよう、古い社会構造を引きずる組織は次の時代には生きていけないことを、多くの人に啓蒙していくべきでしょう。新聞や放送局はもうすでに前時代のものになりつつあります。また、自動運転の普及により流通にも変革が訪れるでしょう。また量産工場は無人化が加速し、期間工の需要はどんどん減っていきます。また、省電力化や太陽発電・蓄電池技術の発達の低価格化し、オフグリッドが一般的になり電力会社も少し先ですが影響が出るでしょう。

一方で、さまざまな作業を自動化・効率化をするための作業分析や感覚を解析できる研究者・エンジニア。AI/IoTシステムを構築できるシステムエンジニア。ロボットを設計できるエンジニア。エネルギーを効率よく生み出し、貯めることを研究する研究者やそれを製品化できる技術者。さらに貨幣にかわり電子経済のインフラを考案し構築する研究者エンジニアなど、研究者やエンジニアの需要はどんどん高まっていきます。

2021年からは日本も米国のようにソフト系のエンジニアが産業を引っ張っていく時代になるでしょう。日本政府は次の時代に豊かな人が一人でも多く生み出せるよう、古い産業構造にメスを入れ、人材教育に力を入れる政策を勧めてもらえればと思います。

さて、元旦の恒例のおみくじは今年も「大吉」。今年も神様には好かれているようです。占いの結果が現実となるよう、今年もがんばりたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。



大手メーカのシステムエンジニアの日々の雑感を綴るブログ

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