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放送規制改革でネットワークはさらに広域に!? [日記]

ついに放送規制改革という話が出てきましたね。偏向報道なども問題になっていますが、今回の規制改革の一番の狙いは無線ネットワークインフラの拡充でしょう。ただでさえ、データ通信用の電波資源は枯渇しています。最近はようやく700MHz帯域の活用法も議論されだしましたが、社会的な需要に対して、まだまだ不足しているのが現実です。

一般的に電波は周波数が低ければ低いほど遠いところまで届きます。一方で周波数が低くなるとデータ伝送量も少なくなります。そのちょうど良いところが実はテレビ局の使っている電波です。

もともと、テレビ放送は多くの人に映像を届けるために作られました。つまり映像という大容量データを遠くまで届けられる電波資源が割り当てられています。一番おいしい電波資源を極めて低いコストでテレビ局が独占しているのが現状です。

しかし、昨今のテレビ報道は貴重な電波資源を割り当てる価値があるのでしょうか?相撲でスキャンダルが起きれば、どのチャンネルを回してもそればかり。芸能人の不倫があればそればかり。国会が始まれば肝心の予算に関する話はそっちのけで、生活にまったく関係ないモリカケの話題ばかり。

どのチャンネルを回しても同じような下劣な番組や偏向報道をたれ流すのなら、こんな貴重な電波資源を割り当てる必要はありません。それよりもデータ通信に電波資源を開放し、より広域のネットワークを実現できる未来社会にその座を明け渡すべきでしょう。

ぜひとも政府には放送規制改革を実現してほしいものです。既得権益の最たるものがテレビ放送ですから。安いコストで好き勝手し多大な利益を得てきた時代はもう終わりです。あと10年もすれば、テレビという言葉そのものが過去のものになっているかもしれませんね。




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