新年あけましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます！

毎年欠かさず行っている新しい年の誓いを今年も行いたいと思います。

昨年は「蛹」という漢字を選びました。自分自身を大きく変化させることを決意して選んだ漢字です。その誓い通り、今まで抱えていたプライドやこだわり、そしてサラリーマンとして根付かされていた会社の役職に対する執着など、すべてが大きく変化した年でした。

会社人生も残り十年。この時期にこのような心境の変化が起きたことは自分にとっては大きなプラスとなりました。自分がずっと目指していた会社組織に執着しない仕事のスタイルがようやく確立したように思います。

また齢５０にして自分の中のエンジニア像も完成したように思います。分かること分からないことを明確に区別できるようになり、変な気負いがなくなくなったおかげで冷静に計画的に事にあたれるようになってきました。エンジニアとして成長したなと思います。

分からないことが分かるようになるには、それ相応の知識と経験がいるんだなと、それが出来るようになってはじめて思い知っています。簡単そうに見えて非常に難しいことですね。

しかし、今の若いエンジニアの人たちは大変ですよね。技術のレベルが高度化、広範囲化している上に、技術の進化が激しく、熟練エンジニアとして自信をもつには数十年はかかるのではないでしょうか。今まで以上に日々精進が求められる時代となってきました。

さて、世界経済をとりまく情勢は、過度のグローバル化に修正が入り、世界的に保護主義が台頭するようになってきました。しかし、その中で日本だけはそれに逆行する動きをしかけています。

TPPに続き、EPA締結も実現し、日本をハブとした世界の2/3を網羅する巨大市場が誕生しようとしています。どうやら米国が主導してきた自由経済の穴を埋めるのは日本になりそうです。

しかし、日本が自由経済の覇者として機能するには二つの条件があります。一つは各種規制の緩和と商慣習・税制をグローバル標準へ合わせていくこと。そしてもう一つは自由経済を守れるだけのバックボーンをもつこと、すなわち軍事力です。

前者はTPP/EPA発効に伴い、いやがおうにも整備されていくでしょう。しかし、後者は憲法改正と軍事力強化が必要です。特に前時代的なブロック経済を是とする中国、軍事的圧力を躊躇しないロシアを隣国としているならなおさらです。なんとか2020年までには実現してほしいところです。

憲法改正とそれに伴う軍事力強化が実現できれば、巨大市場のハブを背景に日本経済はかつてないほどの力強さをもつことになるでしょう。一方で、国際社会の中で求められる責任を果たすことも求められます。それを甘受する覚悟も必要になってくるでしょう。

どのような形であれ、ここ数年で日本をとりまく環境は大きく変わっていくことになると思います。私自身も、それに立ち向かえるだけの度量と柔軟性を備えておきたいと思います。

さて、元旦の神社のおみくじは、なんと大吉！実に８年ぶりです。その他の占いも軒並みよい運勢で、今年は躍進の年になるのではないかとワクワクしています。

ということで、今年の漢字には「成」を選びたいと思います。成りたい自分、成りたいエンジニアとして人格的にも技術的にも成長すること、そして、今精魂を傾け実現を目指している新規事業の達成を祈願して選びました。

今年も楽しく真面目に気楽に仕事と趣味に取り組んでいきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。