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2017年あけましておめでとうございます。 [日記]

明けましておめでとうございます。

すっかり新年の挨拶用ブログと化していますが、今年も新しい年の所信表明をしたいと思います。

昨年は、「展」という字を選びました。自分自身の成長の意味を込めて選択した漢字です。昨年は念願の息子と Maker Faire Tokyo への出展が実現したこと、10年かけて息子に空手の黒帯を取らせた点では大きな成長をとげた一年でした。しかし、自分の知識・経験面での成長や会社での成果という点では大きく不満の残る一年でした。

今年はトランプ政権となり波乱の一年となりそうです。これはグローバル化が先進国の貧富の差を広げてしまうことに人々が気づきはじめているということの証でしょう。

企業は利益を追い求める存在ですので、安い労働力を得られるところにシフトするのは自明の理です。その結果として、仕事は先進国から中進国や発展途上国に流れていきます。企業の経営者は富み、雇用者は世界基準の賃金に下がっていく。それがグローバル化の実態です。

今年以降はそのような行き過ぎた資本主義を修正していく動きが活発になりそうです。先進国は自分の国の雇用を守るため壁を作り、中進国や発展途上国との分断を深めることになるでしょう。

日本は言葉や文化が大きな障壁となり、グローバル化という面で立ち遅れていたおかげで、米国や欧州ほど深刻な状態となっていませんが、海外の動きに対応するために日本でも同じような動きが高まっていくでしょう。

グローバル企業にはより多くの負担を求められ、利益を圧迫することになります。うまくいけばグローバル企業は苦戦する一方、自国内の中小企業の雇用は生まれ経済は活発になるかもしれませんが、失敗すればグローバル企業の利益は壊滅的な状況となり、それを支える中小企業も共倒れ。世界的な大不況となるでしょう。

米国はじめグローバル企業を抱える先進各国がバランスをとれた政策をとってくれるのを祈るばかりですが、やはり後者の可能性のほうが高い気がします。

日本政府は共倒れとならぬよう、グローバル企業を保護する政策よりも規制緩和を断行し、より事業を起こしやすい環境を整えることを優先すべきでしょう。そして、もう雇用を守る時代が終わりつつあるということ、一人ひとりが経営者となり自己責任で生活を支えていかなければならないという意識づけをしていくことが必要かもしれません。

10年後にはサラリーマンは従来の経営者と被雇用者という形ではなく、法人と個人事業主間の契約という形がより一般的になっていくかもしれません。当然、複数の法人との兼業も当たり前の世界です。

このような私なりの考え方から、私は今年の漢字に「蛹」を選びたいと思います。時代の大きな変化に対応していくため、自分自身を大きく変化させる準備の年。という意味を込めています。そして自分自身の考え方を大きく変えなければならないという覚悟も示しています。

さて、元旦の神社のおみくじは、近年にはめずらしく良い内容。「困難もなく望んだことが実現できる年」だそうです。そうなるようアンテナを広げ、臨機応変に立ち振る舞い、知恵を絞り、自分なりに納得できる結果を出せる一年にしたいと思います。


本年もどうぞよろしくお願い致します。




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